コインランドリー経営・開業お役立ちコラム
コインランドリーは便利な反面、「汚い」と感じる方も少なくありません。
「どんな人が利用しているのか」「何を洗っているのか分からない」といった不安から、敬遠されがちです。
本記事では、避けたほうが良い店舗の特徴や、清潔なコインランドリーを見極めるポイント、利用時の注意点まで詳しく解説します。
安心して利用できる店舗選びの参考にしてください。
コインランドリーは誰でも気軽に使える便利な場所ですが、不特定多数の人が利用することから「汚そう」「衛生面が心配」と感じる人も少なくありません。
実際は多くの店舗で清潔さが保たれていますが、一部利用者のマナーや設備状況により、悪い印象をもたれてしまうこともあります。
ここでは、コインランドリーが汚いとされる主な理由を3つ紹介します。
コインランドリーでは、年齢や職業を問わずさまざまな人が利用しています。
そのため、前に使っていた人が何を洗っていたか分からず、不安を感じる方もいるでしょう。
中には、極端に汚れた作業着やペット用品、衛生的に問題のある衣類を洗濯する人もいます。
とくに無人店舗ではモラルに欠ける利用者の行動が目立つことがあり、結果として洗濯機が汚れてしまうケースも報告されています。
このような背景が、コインランドリーの「汚い」という印象につながっているのです。
自宅の洗濯機では洗いたくないようなものを、コインランドリーで洗う人がいるのも事実です。
油や泥、動物の毛がついたものや、嘔吐物・血液などが付着した衣類を持ち込むケースもあるため、次に利用する人にとっては衛生的に不安を感じざるを得ません。
汚れのひどい衣類を適切に処理せずに投入されると、洗濯槽に汚れが残り、次に使用する人の衣類に悪影響を与えることがあります。
こうした状況が続くことで、「コインランドリー=不衛生」というイメージが広がってしまうのです。
コインランドリーの評判は、ネット上の口コミによって左右されやすい傾向があります。
設備が古くて見た目が汚れている、洗濯機や乾燥機の内部が不衛生だったという投稿が目立つと、ネガティブな印象が定着してしまいます。
また「洗濯後に衣類が臭う」「ゴミがそのまま放置されていた」「店内に清掃の気配がない」といった内容の口コミも、衛生面に不安を感じる要因に。
無人運営の店舗では管理の手が行き届かないことも多く、こうした声が集まることで「コインランドリーは汚い」と感じられてしまうのです。
コインランドリーは気軽に利用できる反面、店舗によっては衛生面や管理体制に大きな差があります。
中には表面上は綺麗に見えても、洗濯機の内部に汚れが蓄積されていたり、臭いでごまかしていたりと、利用を避けたほうが良いケースもあります。
衛生面に不安がある店舗を避けるため、以下のような特徴をもつコインランドリーには十分注意しましょう。
コインランドリーの中でも、洗濯槽や乾燥機の内部に目に見える汚れが残っている店舗は衛生管理が不十分だと言えます。
たとえば、油汚れの跡が付着している、黒ずみがこびりついている場合は、前の利用者が極端に汚れた衣類や作業着を洗った痕跡かもしれません。
さらに、ペットの毛が残っている場合、動物用の毛布やタオルが使われた可能性があり、次の利用者の衣類にも付着するおそれがあります。
外見が清潔そうに見えてもこうした内部の状態を見落とすと、不快なトラブルに巻き込まれる恐れがあるため、機器の中まで確認する習慣をつけましょう。
一見すると配慮のように見える消臭剤や芳香剤の多用ですが、実は店内の臭いをごまかすために設置されている可能性があります。
洗濯機や乾燥機に染みついた臭いが強い場合、それを打ち消すように強い香りのスプレーや置き型芳香剤をいくつも設置している店舗があります。
本来であれば、洗濯機自体が定期的にメンテナンスされており、そもそも臭いの発生を防げているはずです。
つまり、消臭剤に頼っている店舗は、根本的な清掃や衛生管理が不十分である可能性が高いということ。
機械の見た目だけで判断せず、臭いがきついと感じたら一度使用を見送って別店舗の利用を検討すべきかもしれません。
清潔さだけでなく、安全面に不安のあるコインランドリーも避けたほうが良いでしょう。
無人の店舗では、管理が行き届かずトラブルが発生しやすくなります。
監視カメラが設置されていない、照明が暗い、または出入りの管理が一切されていないような店舗は、防犯意識が低い傾向があります。
このような環境ではルールを守らない利用者が入り込み、禁止されているような汚れ物を持ち込むケースも珍しくありません。
加えて、忘れ物の盗難や洗濯物の取り間違いといったトラブルも起こりやすくなります。
安心して利用するには、店内に防犯カメラが設置されているか、張り紙による注意喚起がなされているかなど、防犯対策がしっかり取られているかどうか確認しましょう。
コインランドリーは衣類や布団を洗う場所だからこそ、衛生面の管理がしっかりしている店舗を選びたいものです。
ここでは、安心して利用できる清潔なコインランドリーの特徴について、5つの視点から詳しくご紹介します。
清潔感は店舗全体の第一印象として、信頼性を大きく左右します。
たとえば、外壁の汚れやガラス扉の曇り、看板の古さなど、細かな部分にも清掃や管理の姿勢が表れます。
内装においても、床にゴミが落ちていないか、照明が暗すぎないか、備品が乱雑に置かれていないかといった点から、その店舗がどれほど気を配っているか判断されるでしょう。
店頭やホームページに掲載されている写真をチェックするときは、雰囲気だけでなく、店内の整理整頓の状態や、設備のメンテナンス状況にも注目しましょう。
見た目がきれいな店舗は衛生面もしっかり管理されているので、安心して利用しやすくなります。
清掃が行き届いている店舗では、床や壁、ドアノブといった利用者の接触箇所が常に清潔に保たれています。
とくに注目すべきは洗濯機や乾燥機の扉周辺、ゴミ箱、フィルターの状態、さらに排気口のホコリの有無です。
目立たない場所まで掃除がされている店舗は、日常的にスタッフが点検・清掃に訪れている証拠でしょう。
また、定期的に備品の配置を整えていることや、掲示物が汚れていない店舗も、管理の目が行き届いている証です。
たとえ無人の店舗であっても、利用前に清掃状況を確認することで、その店舗の衛生レベルを判断しやすくなります。
スタッフが常駐しているかどうかは、店舗の衛生管理と安全性の大きな指標になります。
常に現場にスタッフがいれば、清掃や設備の管理が徹底されていますし、トラブルへの対応も迅速です。
また、ゴミの放置や不適切な洗濯物の投入など、モラルを欠いた行為への抑止力にもなります。
布団やペット用品などの洗濯が明確に禁止されている場合、現場のスタッフが注意してくれる環境は安心材料になります。
さらに、女性の一人利用や深夜の来店でも安全性が高く、トラブルに巻き込まれる可能性が低くなるため、安心して利用できる環境を提供する要因になります。
衛生面・治安面の両方で高い水準を求めるなら、スタッフの常駐がある店舗を選ぶべきでしょう。
コインランドリーを利用するとき、「前の人が何を洗ったかわからない」という不安を感じる人は少なくありません。
そんなとき、ドラム洗浄機能や洗濯槽シャワー機能が付いている洗濯機があると、使用前に内部を自動で洗浄できるため安心です。
この機能はボタン一つで数分間の水洗浄を実施し、ドラム内の汚れや付着物を除去してくれるものです。
中には除菌効果のある洗浄が可能な機種もあり、衛生に対する意識の高い利用者にとって重宝されています。
また、乾燥機にもホコリを自動で除去するリフレッシュ機能が搭載されている機種もあります。
清潔さと同時に安心感を得るには、防犯対策の有無も大切です。
店内に監視カメラが設置されているだけでなく、「24時間監視中」「録画中」の貼り紙が明示されていれば、不審な行動をとる人を自然と遠ざけられます。
また、有人対応や隣接店舗の存在も安心感を高めるポイント。
たとえばカフェやコンビニと併設されているようなコインランドリーであれば、常に人目があるためトラブルが起きにくいでしょう。
さらに、防犯ベルや通報システムなどが整備されていれば、万が一のときにも迅速に対応できる環境が整っています。
女性や高齢者など、安全性を重視する方にとって防犯対策が行き届いた店舗は、信頼して利用できる場所になります。
明確な利用ルールを設けているコインランドリーは、清潔である可能性が高いでしょう。
ペット用品や著しく汚れた衣類、血液や排泄物が付着した寝具など、衛生上問題がある洗濯物について使用を禁止している店舗では、掲示物や案内板などを通じてルールがしっかりと明示されています。
こうした注意書きが店舗内の目につく場所に掲げられていると、利用者の意識も高まり、モラルを守りやすい環境が自然と形成されていきます。
さらに、禁止事項を曖昧にせず具体的に提示することで、利用者の判断基準が明確になり、結果として店舗全体の衛生レベルを高く保てるのです。
ルールが周知されている店舗ほど、安心して利用できます。
コインランドリーは便利な反面、他人と共有する設備だからこそ衛生面が気になることもあるでしょう。
とくに布団やブランケットなど大きな洗濯物を持ち込むときは、清潔な環境でしっかり洗いたいものです。
ここでは、コインランドリーをより安心・快適に利用するために意識しておきたいポイントを5つご紹介します。
どれも簡単に実践できる内容ですので、ぜひ次回の利用時に役立ててください。
清潔なコインランドリーを選ぶためには、まず利用前の下調べが大切です。
最近では多くの店舗がホームページやSNSを開設しており、店内写真や設備の様子をチェックできます。
外観が綺麗に保たれているか、店内が明るく整っているか、口コミで「清潔」と評価されているかなど、複数の視点で評価しましょう。
場所の近さや料金の安さだけで選ぶのではなく、設備状況や人の出入り、利用者の感想などを参考にしながら、総合的に信頼できる店舗を選んでください。
事前の情報収集はトラブル防止のために必須です。
コインランドリーでは、自分の前にどんな人がどんな洗濯物を使っていたか分からないため、洗濯機や乾燥機を使用する前に必ず中を確認しましょう。
見た目では分かりにくい汚れやゴミ、異臭などがある場合、そのまま使用してしまうと洗濯物に臭いが移ってしまうことや、衛生面に不安が残ります。
洗濯槽の底や内側の壁、乾燥機のフィルター周辺までしっかり見て、もし不快な状態であれば別の機械を選ぶ判断も必要です。
些細な確認作業ですが、清潔に仕上げるための第一歩として見過ごしてはいけないポイントです。
洗濯から乾燥まで一台で完了する洗濯乾燥機は、清潔に仕上げたいとき、洗濯と乾燥を一気に済ませたいときにおすすめです。
ガス乾燥機を備えた機種は高温の温風で乾燥するため、洗濯物に残っている菌やカビの発生を抑える効果が期待できます。
表面上は綺麗に見える洗濯機でも、槽の裏側には菌が潜んでいる可能性があるため、最後に高温乾燥できる機種だと安心感は格段に高まります。
また、悪臭の発生を抑えられるため、ニオイに敏感な方でも安心です。
清潔さにこだわるなら乾燥工程を省かず、必ず乾燥機まで利用することをおすすめします。
最近のコインランドリーでは、ドラム洗浄やドラムリフレッシュなどの自動洗浄機能が搭載されている洗濯機が増えています。
この機能は、使用前に洗濯機内部を短時間で清掃してくれるもので、前の利用者が残した可能性のある汚れや異物を取り除くのに効果的です。
衛生面に不安があるときは必ずこの機能を活用し、ドラム内部をクリーンな状態にしてから洗濯物を投入しましょう。
見た目では分からない部分まで清掃できるため、安心して使用できます。
無料で使えることが多く、操作も簡単なので、特別な準備は必要ありません。
新しいタイプのコインランドリーは、設備の充実だけでなく、空間の快適さや安全面にも配慮されています。明るく開放的なデザインの店舗が多く、女性でも入りやすい雰囲気をもっている点が魅力といえるでしょう。
中にはカフェやラウンジスペースを併設し、洗濯を待つ時間もリラックスして過ごせる工夫がされています。
また、最新の洗濯機には衛生機能や高性能な乾燥システムが備わっているため、清潔に仕上がる精度も高くなるでしょう。
これまでコインランドリーにネガティブなイメージをもっていた方でも、こうした最新型の店舗であれば安心して利用できるはずです。
見た目の印象だけでなく、設備やサービスの質も重視して選びましょう。
コインランドリーを快適に利用するには、衛生管理が行き届いた店舗を選ぶことが何より大切です。
外観や設備の清潔さ、洗濯機の状態、防犯対策の有無などを確認すれば、不要なトラブルや不快な思いをすることはありません。
本記事で紹介した内容を参考に、安心、快適なコインランドリーを選べるようにしましょう。
>>コインランドリー経営・開業のパイオニア企業である株式会社ニドに相談する
この記事の監修者
横山 秀二 (ヨコヤマ シュウジ)
株式会社ニド 営業部長
《経歴・略歴》
工業高校(機械科)を卒業後、車業界へ就職、その後機械に興味を持ちランドリー業界に転職
《事業への思いや強味》
車業界で機械修理と営業職を行ってきたので、営業+機械修理などの技術職が得意です。
ランドリー業界の仕事も車の仕事と似た所が有り、新規営業などを行いながら機械修理を行うので、営業+機械修理が得意です。また、販売して終わりでなく販売してからが長いお付き合いと思いながら取り組んでおります。